ウクライナ首都キーウの近郊に位置するブチャを占拠していたロシア軍が去った後に残されていたのは、後ろ手に縛られ後頭部を撃ち抜かれた多くの死体だった・・
戦争とはこういう悲惨なものだとは分かっていても、それは言葉上で分かっているだけで実体験していなければその本当の悲惨さは分からないと思う。路上に横たわる遺体の中には自転車で通過中に射殺されたものもあり、もはや面白半分で殺しているとしか思えない惨状だ。一方的に侵攻し、非武装の民間人を女子供見境なく殺害する輩は必ず殲滅せねばならない。ウクライナ人は今後数世紀に渡りロシアを憎悪し続け、復讐を試みるだろう。 なぜこんなことになってしまったのか、たった一人の独裁者の判断がまたもや未曾有の人々の生活を破壊し、未来を奪ってしまった。こんなことが起きていいはずがない。
UNは全く機能せず、世界はプーチンを止めることができなかった。同じようなことは必ずまた繰り返される。中国の習近平が同じようなことを始めれば、それを止めることができるだろうか?いや、無理だろう。そうさせないための包囲網が必要だが、アメリカの力は弱まり他国の結束も一枚岩ではない。近年地殻運動が盛んになっているように、世界情勢も年々不穏さを増している。その中で日本はどうしてゆくのかを提起し、議論を深めなければ今のウクライナが数年後の日本になってしまうかもしれない。『何をバカな・・』と言っていられる時間はそう長くないだろう。杞憂であればそれに越したことはないのだ。