80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

判断


 人ひとりの判断が他人の命を奪うことになることは、ウクライナ侵攻を命じたプーチンを見ればよく分かることだが、それと全くケースが違うにしても今回の知床観光船の事故は避けることができた故に悲惨としか言いようがない。生存者が一人でもいれば船が沈没に至るまでの状況が解明できただろうが、その可能性は限りなく低くなっている。今後荒れると予想される海に観光客を乗せて出港する判断をした船長に『これくらいなら大丈夫だろう』という慢心はなかっただろうか。まず間違いなく人の命を預かっているという認識が薄かったからタカをくくり遭難につながったのだろう。事故は油断した時に起こるもの。それにしても26名とは・・絶句する。 

今後こういった観光船を利用したツアーは厳しい規制が課せられることだろう。安全を疎かにした結果は重大で、もはや取り返しがつかないのだ。