80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

思考停止

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今週末も自分が代表していつもの超大型量販店に買い物に出かけたが、そこで目にしたのは警戒心の薄い多くの人々で、政府の低レベル化同様に人々までもが思考することを止め、他力本願的生き方しかできないよう退化しつつあるように感じられ、日本もこのままでは確実にダメになると悟らされた日であった。

まず第一に買い出しに出た自分自身が外出自粛を破っているわけだが、これは食料の買い出しなのでご勘弁願いたい。他の多くの人も自分と同じように食料の買い出しに来ているのだが、なぜかやたらと二人連れが目立つのだ。これは年齢を問わず若者から老人まで全年齢層に見られたことで、サポートが必要と思われる人以外は『ただ一緒に買い物に来た』といった感じ。そういった『この時期なのにわざわざ二人で買い物に来るか?』とツッコみたくなるような人が非常に多く、がっくりくる。こういった人たちはマスクをして外出するとこまでは考えが及ぶようだが、全体の状況については考えようともしないんだろな。おそらくは『店が開いてるから買い物に行っただけだ、文句があるなら買い物は一人で行くようにと、はっきり言うべきだ』なんて言うんだろな。まるで『逃げろと言われなかったから逃げ遅れたんだ』という論法と同じで、そこには状況を自分で判断して行動するという基本的な部分が欠落している様に感じる。

現在の状況にアンテナを張り『いま自分は何をすべきか?』と考えながら行動する、そうしなければ生き残れなかった時代は遠くに去り、生きていることが当たり前の世の中になったという幻想の中に生きてはいまいか?日本人は優れているから大丈夫だと慢心してはいまいか?その慢心が新型コロナなんかよりもっと致命的なダメージをこの国に負わせる日もそう先のことではないな・・と、力が抜けるような感覚とともに悟ったよ。