80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

ペロシ訪台


 下院議長のペロシさんが訪台するという噂は前からあったが、中国の激しい反発でさあどうするかと見守っていたが、やはり中国の反対で取りやめたら弱腰と見られるのでやり遂げてくれた。アメリカ政府の対応などを見ていても本音と建前を織り交ぜて上手いことやっていると思う。こういうのが本当の外交なんだろうね。アメリカにしてみたらロシアによるウクライナ侵攻を目の当たりにして、もし中国が台湾を武力を持って侵攻することがあればアメリカは決して黙っていないぞ、という強い意志をペロシさんの訪台で見せたかったのだろう。このアメリカの意向は中国の激しい反発を招いているが、その反発もほぼ中国国内世論向けだろう。中国は中国で、こんなことをしでかしたアメリカに対し、こんなに激しく反発してやったと見せつけることで対面を保とうとしているのだと思う。