80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

安倍国葬

 

 多くの国民が反対する中、安倍の国葬が強行された。そもそも安倍が国葬に足る人物なのかと言えば、自分は明らかにそうではないと考えている。金と権力に絡む数々のスキャンダル。それらを高支持率を背景に闇に葬ってきた不誠実さは許しがたい。そういった賛否両論ある人物を国葬の対象にすること自体が間違っている。しかも膨大な税金を投入して行うというのだから多くの国民の理解を得られるものではない。にもかかわらず強行した岸田政権と自民党にはいずれ鉄槌が下されるだろう。ただその受け皿となるべき野党が絶望的にダメだから腹立たしくてしょうがない。安倍長期政権の影響が色濃く残る日本の政治及び政治家ども、そしてそれらをのさばらせてきた日本国民これら全てが恐ろしく劣化している。先進国・技術大国・経済大国という看板を後生大事に掲げ続け、外国を知らないくせにタカを括って見下し、自分達は今でも優れていると何の根拠もなく思い込んでいる連中があまりにも多い。その危機感の無さは何が起きても『遺憾だ』としか言えぬ大馬鹿者の政治家たちと何ら変わらない。

今後の日本を背負っていけそうな人間が今の政治家の中にいるだろうか。自分には心当たりがない。いつまでこんな戦後政治を続けるのだろうか。大きな犠牲を払ってでも先へ進まねばこの国の未来は確実に無い。