80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

思わぬ穴

 関東地方で多発していた強盗事件について、その指示役と思われる者がフィリピンにある入管施設に拘留中の日本人であるというから驚きだ。まず勾留中の身ならどうやってネットに接続し、指示を出すことができたのかということだが、これは意外にあっさり答えが出た。お金を積めば何とでもなる式の国では勾留中の身であってもスマホを使えるし、ネット接続も可能なのだそうだ。これは流石に日本ではあり得ないことなので捜査の穴と言えるかもしれない。しかも容疑者が他国政府によって勾留中となれば、なかなか手を出せないだろうと読んで犯行に及んでいた可能性は高い。今夜容疑者4人の日本への引き渡しが決まったようだが、捜査を進めて犯罪ネットワークを解体し、その関係者どもをこれ以上被害が出る前に一網打尽にしてほしい。しかし、ビッグ・ボスと言われていた渡邊容疑者が本当にリーダーだったのだろうか。自分は何の根拠もないが本当のボスはまだどこかに居て、その指示をリーダー格の彼らが実行部隊に伝えていたのではないか。結局彼らを逮捕しても、次から次へと人が入れ替わるだけで根本解決には程遠い。それが現実だ。