80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

ゼレンスキー氏訪日

 中東を訪問中だったゼレンスキー氏がG7サミットに対面で出席するため訪日した。このところ各国を続け様に訪問しており、その行動力には驚かされる。ロシアは彼の命を付け狙っており、そのプレッシャーの中での外遊は精神的にも相当な負担があるはずで、それでも精力的にこなしている彼の背後には多くのウクライナ国民の後押しがあるのだろう。

ゼレンスキー氏がG7サミットで訴えるのは、ロシアの戦争犯罪に対する非難と各国による支援の継続で、それに対してG7及びグローバルサウスの国々が一致したメッセージを出せるかが大きなポイントになる。利害が複雑に絡みあったG7とグローバルサウスの国々とではロシアに対する経済制裁などで見解が大きく異なり、それが経済制裁の抜け道ともなっている現状を変えてゆくことが出来るのか。また戦況を大きく変えるであろうF16戦闘機の供与など、ゼレンスキー氏が直接出向いて来たには大きな目的がある。それを議長国である日本がうまく取りまとめることが出来るか。世界の檜舞台で日本の外交力も試されている。