80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

新たなる混乱

 パレスチナガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスイスラエル領内に向けロケット弾を2千発近くも発射し、イスラエル側で22人の死者が出ているという。これに対しイスラエルのネタニヤフ首相は『戦争状態』だとして報復に乗り出す姿勢を示している。こういった場合のイスラエル側の報復は容赦無く、2021年の衝突時はパレスチナ側に200人もの死者を出した経緯がある。しかしなぜハマスがかつてない規模の攻撃をこのタイミングで行ったのか不可解な点もある。パレスチナガザ地区イスラエルにより経済封鎖を受けていて生活は常に苦しく貧困状態にある。そんな生活への不満からイスラエルを憎む者が多いのも事実で度々衝突を繰り返してきた。その度にガザ地区イスラエル軍による激しい報復攻撃を受け、おびただしい死者を出してきた。今回も同じようなことになると予想され、双方の攻撃のエスカレーションが心配される。