80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

核の力

 イスラエル政府の閣僚が核の使用に言及したことは、そのまま現在のイスラエル政府の性格を現していると見て間違いないだろう。もちろんネタニヤフはその閣僚が言ったことはイスラエル政府の考えと相容れないと言ったが、今現在も行われているパレスチナ住民に対する無座別攻撃と食料・水・電気・燃料といった生活インフラを遮断して兵糧攻めにするやりかたなど、明らかに国際人道法に違反し、それを世界各国から批判や抗議されているにもかかわらず一切無視して侵攻を続ける様を見れば、この国はいざとなれば核を使いユダヤ人以外の抹殺を謀る国だということがよく分かる。さらに言えば以前よりイスラエルが事実上核保有国だと言われていたことが閣僚の口から明言されたことになる。

北朝鮮やロシアがその典型例だが、核を持つとやっぱり他国を脅したくなるんだね。イギリス・フランスは表立って他国を脅すということが今のところないので自制が効いている言える。アメリカは既に使用したことがあるので論外だ。インド・パキスタンはお互いには脅し合っているが他国に対しては自制しているようだ。そうみるとイスラエルなんて良くてロシアレベルの考え方しか持っていないようだ。まあ、それは今までの行動を見ていれば分かるよね。そういった国が核を持っているなんて悪夢でしかない。そりゃ周辺各国が相手にやられる前にと核武装を目指すのも無理ない話だ。国連が全く機能してない以上、力のない国は核武装してでも力を手に入れ、 自国単独で対抗できることを目指そうとするだろう。その先にあるのは不毛な核戦争でしかない。まったく愚かなことだ。