80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

大国の暴虐

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世界の均衡を保つべき大国が、自らの拳で他国を殴り付ける暴虐の振る舞いをしていることは世界に大きな衝撃を与えている。今後秘密裏に核武装を目指す国が増えるのは間違いない。核を保有しつつその行使をもチラつかせるようなプーチンの言動はもはや正気の沙汰ではない。その恐怖に対抗するには核武装しかないと考えるのは普通のことで、核不拡散の流れはこれで一気に消し飛んでしまうだろう。

プーチンが目指しているのはロシア帝国の復活で、今回のウクライナ侵攻を機に強いロシアを世界に印象付けたいのだろうが、世界はロシアの暴力的な力は認めつつも、心の底からロシアを恐れ軽蔑することになると思う。またロシアの言動を信じる者などいなくなるだろう。侵攻作戦はうまく推移しているのかもしれないが、確実にロシアの国格は地に落ちた。今後ロシアが窮しても手を差し伸べる者は現れないだろう。