80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

またも拒否権

 アメリカがまたも拒否権を発動し、ハマスイスラエル戦争の即時停戦案を葬り去った。この停戦案には日本・フランス・ドイツ・中国・ロシアなども賛成し、イギリスは棄権した。この戦争に対するアメリカの行動は世界的な孤立を招き、アメリカの信用度は日々下落している。この状況下にあってウクライナへの支援も滞っており、この機に乗じてロシア軍の攻勢は強まる一方、弾薬不足で反撃できないウクライナ軍は各所で劣勢に立たされている。この様な状況から読み取れることはただ一つ『アメリカは頼りにならない』ということだ。日米安保の枠組みの中であってもアメリカ議会の承認がなければ何事も動かないということになれば、日本始め同盟各国はアメリカの政争の具とされ単独で防衛しなければならない状況に陥る可能性が高い。一方でイスラエルの様な強力なユダヤロビーを持つ国はどんな不正義を行っていても今回の様にアメリカの庇護下でやりたい放題だ。こういったダブルスタンダードが今後しばらくアメリカの対応となっていくだろう。もはやアメリカは同盟国として信頼できる国ではない。事が起きてしまう前に日本も防衛に関して方針転換をしなければウクライナと同じことになるだろう。