80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

ひとり

patiroma2007-03-31

アメリカより娘たちの写真が送られて来た。毎回恒例のことでスタジオへ行き撮影したものだが、そこにはおかしな撮影セットの中でおとなしそうな、お澄まし顔をして写っている娘たちがいた。微笑みながら写真を見ていると、ふと不思議な感覚に捕われてくる『この子たちは本当に自分の娘なのか?』『自分に娘がいることは現実なのか?自分の勝手な想像じゃないのか?』と。まったく馬鹿げたことだとはよく分かっている。だが現実に娘たちがここに、自分の身近にいないことで精神的なバランスが崩れて来ているように感じる。昨夏に妻と娘がアメリカに滞在していた時も同じことを感じていた。その時は暑い盛りの外の作業で疲れていたからか?と思っていたがそうではなかった。確実に自分は精神的な支えを失いバランスを崩している。このタイミングで怪我をしたり、事故にあったりするのもおそらく関係があるはずだ。なぜそうなってしまうのかはよく分からない。ひとりは寂しいものだな。