80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

姉弟の闇

patiroma2015-02-20

我が子供会のメンバーは80名を超える。その中には問題児も何人か居て毎回手を焼かせられるのだが、そのうちのある姉弟の家庭環境を知ることになり今は同情を禁じ得ない。

発端は子供会との連絡窓口となっていた姉弟の父親と突然連絡を取れなくなったことだ。登録されている携帯に連絡しても『この番号は使われておりません』となるため、奥さんに事情を話すと『えっそうなんですか?』という答え。『夫婦なのに旦那の携帯番号が変わったことを知らんなんて、そんなのあり?』と子供会役員の中で大きな疑問が湧いたものの、そんな家庭の事情を直接聞けずにいたら、お姉ちゃんの方が『お父さんが家から出て行ってしまった・・』と話してくれた。

そしてさらに事情を聞けば姉弟は今の母親の実子ではなく、父親の連れ子だったらしい。今の奥さんとの間にも子供が生まれているが、そのいずれもを置き去りにして出て行ってしまったようだ。

どういう事情で姉弟が実母と別れることになったのかは知らないが、今また実父にも見放され、あまり関係のよくないという継母の元に残されてしまった。

他の子供達から聞いていたのは姉弟の父親はよく二人を叩いていたということだ。そんな反動から子供会では悪さをすると思っていたが、事実を知るに当たってその根が途方もなく深いものだと知り慄然とする。

皆を置いて出た父親への怒りは大きいが、それ以上にあの家族の行く末が心配でならない。

これからも子供会活動などで姉弟とは会う機会があるので、その都度様子を見ていこうと思っている。