80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

独立の火種

patiroma2017-10-02

スペイン、カタルーニャ自治州での独立を問う投票では、スペイン政府が選挙を阻止するため警察を出動させ、住民に対するゴム弾発砲や投票箱の撤去といったヨーロッパとは思えない様な実力行使をし、世界から批判されている。

しかしその批判する国々も国内に独立闘争の火種を抱えているところは多く、イギリスではスコットランド北アイルランド、フランス・スペイン両国にまたがるバスクなど、今回のカタルーニャの投票結果を受けて闘争が再燃する可能性があり、各国は神経をとがらせている。

つい先日『国を持たない世界最大の民族』と言われるクルド人が、イラク北部のクルド人自治州で行った選挙でも8割に及ぶ独立票を獲得し、ここでも独立の気運が高まっている。

これらすべての地域で独立が成るとは思わないが、今後も大きな混乱を生む火種として燻り続けるのは間違い無いだろう。そういう時代に入ったのかもしれないね。