80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

ヤツらの季節

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季節が移ろい、日の出が遅くなるとよく姿を見かけるようになるのがヌートリアだ。

以前は表の川にも相当数のヌートリアが生息しており、冬野菜を食い荒らされることが頻発するようになったため市の許可を得て罠を仕掛け駆除したので、過剰な生息数を減らし現状よく見かけるのは1匹のみとなっている。ただ、今までの経験から生息しているのが1匹だけというのはあり得ないので、実情はかなりの数が隠れているはずだ。

幸いにも今のところ畑に被害が出ていないので良いが、またヌートリアの数が増えてくると食料不足に陥り、畑に侵入するようになるだろう。この調整弁を果たしているのがキツネで、冬になるとおそらく長良川本流の河川敷から川伝いにこの近辺まで移動してきて冬を越しているようなのだ。 その冬の間にヌートリアを捕食するので、以前のような倍々ゲームでヌートリアが激増するような状況はなくなりつつある。でもひとたびこのバランスが崩れればすぐに元に戻ってしまうだろう。自然界はそれほど微妙なバランスの上に成り立っているのだ。