80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

桜伐るバカ

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週末の朝、いつもよりゆっくりの8時に起きて着替えていたときのことだ。突然堤防の方からチェーンソーのけたたましい音が聞こえて来て、庭にいた妻が『堤防の桜が伐られているよ!』と駆け込んできた。急いで着替えて堤防に出ると自分が植えた桜の何本かの枝が無残にも伐り落とされていた。『お前ら何伐っとんじゃ!』と作業員らを怒鳴りつけ、『責任者呼んで来い!』というと、初老のいかにも雑な感じのおっさんがやって来た。

なぜ枝を伐ったのかと問い詰めると、この先の堤防沿いの家から堤防に生えた木が伸びて家の外壁に接触しているから伐採してほしいとのクレームが県土木事務所に入ったのでそこの委託で伐採に来たが、トラックで通るのに桜の枝が接触するので伐ったという。

このご時世、いくら県の土地である堤防に勝手に植えた木であっても、伐る前には確認するのが常識だ。しかもそれが桜だったら尚更だろう。現場の連中にはそう言って説教してやったが、そもそもこういった作業をする前には回覧板などで近隣に周知するべきだ。現にクレームを入れた家の隣に住む自治会長さんも『何やってんだ?』と出て来てたしね。

いろいろなことがずさんで、結局伐採作業後の状態も汚かったよ。そんな連中のやることだもの程度が知れている。

桜伐るバカどもから発注者である県土木事務所の担当者の名は聞いておいた。月曜になったらキツく叱りつけてやるつもりだ。連中は年一回しか除草に来ず、普段の草刈り作業は地元住民に任せているのに、こういったときは大きな顔して作業しに来るのでほんと腹が立つ。

トラックの通行の邪魔になるからといって伐った桜の枝にしたって、実際は全然伐る必要などないものだったので余計腹が立つのだよ。覚悟しとれ。