80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

石油暴落

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昨日、コストコのスタンドでガソリンを入れたらリッター110円(税込)だった。以前と比べるとずいぶん安くなり車通勤の身にはありがたいのだが、石油の先物市場では新型コロナの影響で石油の需要が急激に減ったことにより在庫が増え、生産した石油を備蓄する所が無いという異常事態に陥ったことにより石油の投げ売りが起き、価格が暴落している。ということは2週間後くらいには更にガソリンが安くなるということだが、ここまで来ると安いと喜んでばかりもいられない。石油価格暴落の余波は経済全般に大きな影響を与え、ただでさえ新型コロナで疲弊している経済に追い打ちをかけ、世界恐慌へ陥るリスクもかなり高い。石油安で最も影響を受けるのはおそらくアメリカで、信用不安などが起きれば金融市場に与えるインパクトはかなりのものだろう。またその金融市場に投資している取引先が受ける損害は計り知れない。

確かにガソリンは安いに越したことはない。だが、その安さの代償が世界恐慌であるならばそこそこの値段で落ちついてくれている方がよっぽど良いと思う。