80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

その無念いかばかりか

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北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父、滋さんが亡くなった。ついにめぐみさんとの再会が叶わず、心残りのまま旅立つことになってしまった。

小泉首相の時に一部の拉致被害者が帰国を果たすなどの動きがみられたが、それ以降事態は膠着し、結局何も変わらなかった。その間政府(特に安倍首相)は拉致被害者の家族らに対し、聞こえの良い言葉ばかりを並べ立て、政府としての全面協力を表明していたが、実際には拉致被害者帰国に関しての実績などほとんど無い。政府にしてみれば聞こえの良いこと言って拉致被害者家族のガス抜きをはかり、高齢になった人々が亡くなってゆくことでこの厄介な問題をうやむやにしてしまおうという魂胆なのだろう。

『政治は結果が全て』と常々口にしている割には、その結果の出ない政治を無為に続け、権力の座にしがみついている。アメリカの例を見ても機能しない政治や政府が何をもたらすか一目瞭然だろう。

責任を取らない政治家が集まった政府にできることは混乱をもたらす以外に何も無いのだ。