80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

命というもの

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ガンで長らく闘病生活を送っていたオーストラリア出身の妻の友人が亡くなった。まだ40代だった。

彼女には特別支援学級に通う一人息子がいるため、『いま絶対に死ぬことはできない』とガンがかなり進行して最後のステージに入っても決して諦めず、最後の最後まで闘い抜いていた。今日、彼女が亡くなったという報を聞き、悲しみに暮れている。

母の置かれた状況を理解できていなかった息子のことを思うと、不憫でならない。

死は誰にも公平に訪れると言われるが、自分はそうは思わない。死とは理不尽極まりないものだ。その人や周りの思惑など関係無く命を奪ってゆく。

ま健康に生きていることが当たり前の様にして日々過ごしているが、入院中の三女のこと然り、決して盤石では無いことを肝に銘じておかなければならない。

『我やさき人やさき、 きょうともしらず、あすともしらず・・』