80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

若者への影響

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新型コロナの影響は高校生や大学生など、若い世代を直撃している。妻が英語を教えている大学では、得意な英語力を生かして航空会社への就職を目指す生徒が多いが、現状では航空会社が総崩れとなっており、就職の実現はほぼ困難な状況だ。航空会社がダメならホテル系はどうかといえばこちらも外国からの観光客を制限していることもあって厳しい状況は同じで、しかも航空会社の社員をホテル業務へ回していることも重なり新人が入る余地など無いという。

就職に関してだけで相当厳しいのだが、学費や生活費もバイトが激減して収入が途絶え、日々のやりくりに苦労している生徒が結構多いらしい。先日あしなが育英会の会長も危機的状況だと言っていたがまさしくその通りで、今や新型コロナによって希望の就職先や学ぶことをあきらめざるを得ない若い世代が今後しばらくは増え続けてゆくことになる。それを暗示するかのように若い世代、特に女性の自死が激増しており、これは新型コロナによって夢や希望を絶たれたことに起因するものも多いのではないかと考えている。

政府の対応などを見ても、どうもこういった若い世代への対応が手薄だと感じる。高齢者の医療費負担2割の線引きも大事だが、今の若者は本当にお金を持っていない。親の世代が持っていないから自然そうなるはずだ。

今日、畑で採れたブロッコリーを妻が持っていって、学生4人に分けてあげたそうだ。夏野菜もそうやって結構あげたが、学生たちは『助かる、助かる』と言ってすごく感謝されるという。それほどやりくりに苦労しているということだ。