80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

王、去りて

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あと数時間でトランプが大統領ではなくなる。トランプの悪あがき様は醜悪で、恥を世界に晒し多くの人々が持っていたアメリカのイメージをこれまでにないくらいに貶めたのは間違いない。結局ヤツは人をバカにし、攻撃することしか能のない人間なのだ。ヤツにとっては全てが自分のためにあり、人々は自分に尽くさねばならないとでも思っているのだろう。こんなハッタリ野郎を今でも信じ応援する輩がかなりの数にのぼることに、アメリカの持つ病根の深さが読み取れる。

それにしてもトランプが最終盤で連発した恩赦には強い違和感を感じる。法を犯した人間が大統領との縁または金銭的な見返りによって赦されるなんてことがあっていいのだろうか。これのどこに正義があるのか。極論で言えばカネと権力さえあれば何をやっても赦されるということではないか。

アメリカは今、いろいろな意味で試されている。この難局を乗り越えればより良いアメリカになるのだろうか。トランプがもたらした混沌はまだしばらく続きそうだ。