80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

正しきことを為せ

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ミャンマーのクーデターから数日が経ったが、日本政府は軍事政権に対して明確な非難をせず、相変わらず曖昧な態度に終始している。民主的な選挙で大勝し、これからという矢先の軍による弾圧は決して許されるものではなく、明確に厳しく非難されるべきことだ。なのに日本政府は香港の時も、ウイグル問題の時もそうだったが、背後に控える中国に遠慮して言うべきことを言わず、正しくことを為さないでいる。こんな国を誰が頼り信用するだろうか。ミャンマー親日国で、自分が訪れた時も日本製品が溢れとても親切にしてくれた。他の東アジア・東南アジア各国と同じく旧日本軍による侵略を受け、インパール作戦では地元住民に多大な犠牲を出したというのにだ。そんな親日的な国民の危機に対して声を上げずにいる日本政府のなんと愚かしいことよ。今の菅政権に政府としての能力を期待などしていないが、少なくとも民主主義を踏みにじる行為に対してははっきりと非難声明を出すべきだ。でなければクーデターを黙認したことと同じだからだ。ミャンマーの国民は国軍に対して怒っている。スー・チーさんを釈放せよと叫んでいる。日本政府よ、ミャンマー国民に寄り添う声明を発表せよ。それが正しきことなのだ。