80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

はっきりと物申せ

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菅首相にしろ加藤官房長官にしろ、現政権の連中はごにょごにょと喋るでけではっきりと物申さぬ連中ばかりだ。はっきりと物申さぬ、これはつまり言ったことに対して責任を取りたくない現れで、曖昧な物言いは後に追及されても言い逃れできるようにとの防衛本能から出たものかもしれないが、こんな方便が通用するのは日本国内だけで、海外では全く相手にされないばかりか不信を生む行為でもある。中国政府によるウイグル族弾圧について問われた菅くんの答えは、いつも繰り返す『各国と協力して対処してゆく』的なもので、全く意味のないことを述べているのみ。否定も肯定もせずといった態度は中国政府を喜ばせはするが、人権抑圧に対する日本としての姿勢を明確にせぬままでは、他に何を言っても各国は聞いてくれないだろう。それと同様ミャンマー問題を問われた加藤官房長官はいつもの通りごにょごにょとやる気のなさそうなトーンで話すだけで、何を言っているのか全く耳に残らないほどだ。これでよく内閣官房が務まるものだと呆れてしまう。政府の顔ならば政府の考えを世界に向けはっきりと配信すべきで、それができないならさっさと職を辞すべきだろう。

自分の言葉でろくに話もできんような連中が首相だの内閣官房だのなんてとんだ茶番だ。国のリーダーたるものはやはり国民による直接選挙で選出するようにしなければ、いつまで経ってもこういった連中がのさばる政府となってしまう。国民もまた、はっきり物を申さないといけないということだ。