80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

御言葉

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宮内庁長官の発言は『拝察する』という形を取っているが、天皇陛下がコロナ禍での五輪開催を大変心配されていることを表しているもので、こういった異例のやり方をしてでもご自身の思いを国民に伝えたかったということだろう。加藤官房長官は『それは宮内庁長官の考えだ』と切り捨てようとしているが、宮内庁長官が軽々しく『天皇陛下がこう思われている』などと発言するわけはなく、宮内庁長官の発言そのものが天皇陛下の思いとするのが自然なことだ。

さて、この御言葉の影響が今後どう出るか・・五輪関係者はスルーしようとするだろうが、五輪強行がきっかけとなってコロナ感染者が増加するような事態になれば、五輪の名誉総裁でもある天皇陛下の顔に泥を塗る行為となる。そんなことを国民が許すわけは無い。

今回陛下は国民を想って御言葉を発せられた。その想いを我々は真摯に受け止めねばならない。