80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

兵站

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兵站が弱点というのが不名誉ながら近代日本の伝統と言ってもいい。

進め進めと戦線を野放図に拡大し、振り返れば敵地奥深くにあって兵站は途絶え、兵は弾薬も食料も尽きた中での戦闘を余儀なくされ、マラリアなどでバタバタと死んでゆく・・こんなケースは太平洋戦争時にはどこにでもあった話だ。戦争ではないがそれと変わらぬことが今起きている。オリンピック開幕までにとワクチン接種を強力に押し進めた結果、深刻なワクチン不足に陥り一部自治体や企業などではワクチン接種ができない状態が続いている。これもしっかりと兵站を機能させていれば起こる問題ではなく、如何に政府主導のワクチン接種が無計画で場当たり的なものかということを如実に物語っている。

これは自分の考えだがおそらく政府は初めからこうなることを把握しており、とにかくオリンピック開催の既成事実を創り上げるためにワクチンは十分確保できているなどと言ったホラを吹きまくっていたんだろうと思う。そしてオリンピック開催の既成事実化に成功した今になって急にワクチン不足という話が出て来て、国民が翻弄されているのだ。全く汚い連中だ。