80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

原油高騰

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原油価格が高騰している中、OPECの会合が開かれたものの産油国は増産を再び見送ったという。産油国が様々な理由をつけて暴利を貪る構造は変わらず、原油を輸入に頼らざるを得ない日本としては非常に歯痒いばかりだ。脱炭素社会(カーボンニュートラル)が叫ばれている昨今、化石燃料からの離脱は将来避けて通ることができない課題ではあるが、日本政府の動きは非常に緩慢で、他国の取り組み具合と比べてもずいぶん遅れている。これは他国と比べ燃料資源に乏しく、そのほとんどを輸入に頼らざるを得ない点で現状化石燃料からの転換が難しいことは確かだが、何より政府の人間たちのこの問題への取り組み具合がお粗末なことが最大の要因だろう。安倍長期政権の中で築き上げてきた権益構造を変えることは容易ではないはずで、そのために新たな一歩を踏み出すことが困難になっている。このまま日本が停滞した国を続けるなら、時代の潮流に乗り遅れ、気付いた時には先進国の地位を失っていることだろう。その事実に対し若者らが行動を起こすことで新たな維新が発生し、革命がなされるのかもしれないが、いずれにしても日本の辿る道は暗いものとなる。子供たちのためにもそうならない社会を望むが、権益にまみれた連中とってはもはや国民なんて存在しないのだろうよ。