UNが機能不全に陥っていることは随分前から分かっていたことだが、ロシアによるウクライナ侵攻でそれが決定的となった。結局UNなんて常任理事国による都合の良い道具なだけであって、もはやその存在意義すら疑わしい。そもそも拒否権を持つ当事者のロシアを入れた状態でロシアに対する非難決議案を採決したところでロシアによる拒否権発動は当然のことであり、この茶番劇を世界に対するアピールとして捉えたとしてもロシア軍が侵攻をやめなければ何の意味も持たない。力のある国は何をしても許されるという考え方が世界中に蔓延するのは間違いなく、昨日も書いたように力のない国は大国による侵略を防ぐために核武装を目指すだろう。