80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

不安定化加速


 長年ナゴルノ・カラバフの帰属をめぐって争いを続けているアルメニアアゼルバイジャンが再び武力衝突し、双方合わせて100人程度の死者が出たという。加えてこれまた未確定の国境地帯の帰属をめぐってキルギスタンタジキスタンが交戦するなど、旧ソ連邦構成国の間で緊張が高まっている。この原因と言われるのがロシアによるウクライナ侵攻で、本来なら武力で睨みを効かしているはずのロシア軍が苦戦するウクライナに派遣されたり、ロシアそのものの弱体化によって今までの様には抑えが効かなくなっているらしい。今の時点ですでに不安定化しているならば、この先の戦況によってはますますロシアを見くびる国も出てくるはずで、そうなるともはやタガが外れたように一気に収拾不能となり、大混乱が訪れるだろう。

プーチンはこの展開を予測できなかったはずで、さすがに焦っているんじゃないだろうか。