80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

ISSを見ゆ

 仕事帰りにコストコに寄り、給油と買い物をしてから帰宅したのでISSの上空通過には間に合わないと思っていた。それが通過時間ぴったりの帰宅となったので南の空を仰ぐと、南西方面上空にゆっくりと移動しているオレンジ色の点を確認できた。初めは飛行機かもと思ったが、ライトが点滅していないし、飛行機の高度よりもかなり高い位置で動いているのでISSと確信した。ちょうど家族全員がいたので皆に声を掛け、揃って空を仰いだよ。南西から現れたISSは徐々に明るさを増し、真上に至る頃には白く輝いていた。やがて輝きを弱めながら北東に向け移動し、雲の中に消えていった。ほんの数分の出来事だったが、ISSをはっきり見れたことは嬉しかった。あの中に人がいると思うと何か不思議な気持ちになる。ごく限られた人だけがあそこに行って80億の人々がひしめき合うこの地球を俯瞰できるのだ。そんな光景を見たらそりゃ価値観変わるやろうね。