80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

人ごとじゃないだろに

 

 恥ずかしいことに夜のトップニュースがフィリピン遠隔詐欺容疑者の身柄移送なんだから、本当に日本のメディアは救いがたいほどに劣化している。これではニュースではなく単なるワイドショーではないか。死者数が1万5千人を超え、今も救助活動が行われている現地の様子になぜもっと時間を割かないのか。日本でもいつあれくらいの地震が起きてもおかしくない状況の中、改めて警鐘を鳴らすという意味で地震被害の報道を増やすべきだと思っている。日本からも救援隊が派遣されているが、その活動に関する報道も僅かなものだ。政府の対応も含めてトルコ・シリアの地震はどこか人ごとのような扱いに感じてしまう。そんな日本政府の対応と対照的なのが台湾政府の対応だ。救援隊を第一陣、第二陣と送り出し、政府として義援金も送っている。このフットワークの軽さは評価されるべきもので、頼りになる国というイメージが増している。かたや日本はというと救援隊にしろ義援金にしろ、それなりの動きはしているのだろうが、それが全然表に出てこない。表に出てこなければ誰も気付かず評価もされない。また国を挙げて支援する態度を示さなければ、民間での支援も盛り上がらないだろう。

つくづく我が国の政府の愚かさを情けなく感じるよ・・