80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

惰性

 自治会の総会が3年ぶりに行われた。今までは料理屋に皆で行き、料理を突きながらの総会だったが、今回は公民館に集まって1時間ほどの短時間でお開きにするというもの。自分としては料理はいらんから時間を使わないこんな形の方がいいと思ったね。

総会は会計報告などお決まりの内容から老朽化する公民館を今後どうするかといった内容などを話し合い、そして1番の懸案が男子体育委員の選出問題だった。体育委員については以前書いたが、自治会長から要請はあったものの、自分は体育委員は廃止すべきとの意見から断った経緯がある。その時自治会長には1時間近くかけて今後も体育委員選出の難問が続くことは容易に想像でき、であるならばコロナによってちょうど途切れていたこのタイミングで廃止すべきだと持論を述べたが、今日の総会ではその自治会長が50年続けて来たので選出すべきと言ったのには失望したね。だって今回無理やり誰か選んでもその次がないことは間違いない。ならば毎回誰かを犠牲にして無理に続けるということなのか、そこまでしてやらねばならぬことなのかという大きな疑問を感じるし、何よりそのやり方に納得ができない。

結局この総会では体育委員は決まらなかった。となると自治会長が再び来て体育委員になってくれと言ってくるかもしれない。だが自分の答えは一つ、体育委員は皆のために廃止すべしだ。

変化する社会情勢に合わせて我々も仕組みも変わっていかなければ、歪みが大きくなるばかりでとどのつまり破綻する結末となる。そうなる前に手を打つべきだ。