80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

いわゆる有識者とはなんぞや

 自分は有識者という言葉が嫌いだ。一体なんの知識を持ってして有識者となるのか?いわゆる有識者と言われる連中はどこそこの名誉教授などといった大層な肩書を持った人ばかりで、 そうなると著名人が有識者ということなのか?とさえ思えてくる。しかも大抵の場合このいわゆる有識者が語ることは、いわゆる専門家が語ることと同等にろくでもないことを偉そうに語って自己満足しているケースが多く、そもそもの人選から間違っていることも多々ある。

そんな有識者たちが会して政府に対し、ウクライナとロシアの停戦交渉の仲裁国となる様求めたというが、現状を見るにウクライナが求めるのはロシアの完全撤退であって、停戦ではない。停戦をするということはロシアがウクライナの一部を違法に占領していることを認めるということであり、そんなことをウクライナ国民が受け入れるはずもない。また仮に停戦したとしてもロシアが2014年にクリミア半島を占領した時と同じ様に、何年か時間を稼いで態勢を立て直してから再び今の占領地を足がかりにして侵攻してくることは容易に予想でき、今停戦したからといってそもそもの原因が取り除かれるわけでもないので、停戦の利は間違いなくロシアにしかない。いわゆる有識者たちに言おう、安全で何の不自由もない部屋で考えを巡らし物事を判断するのではなく、デビ夫人がやった様に自らウクライナに赴き現状をその目で見てから意見を述べよ、でなければ世間知らずの学者の戯言でしかないぞ。