80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

一体どうなっている

 ワグネルの反乱が急転直下収まり、プリゴジンベラルーシへ出国したという報道が流れたばかりというのに、今度はサンクトペテルブルクプリゴジンらしき人物が目撃されたという。ディープフェイクの時代に一部の画像だけでそれを事実と判断するのは危険だが、そもそもこんなニュースが流れること自体、何らかの駆け引きが絡んでいると見て間違いないだろう。プリゴジンの反乱がもたらしたものが確実にプーチン政権に作用しているようで、ロシア軍の高官の中にワグネルのメンバーがいるとか、スロビキン元副総司令官が拘束されたなど、日々ロシア軍内部に関する情報が流されている。その中の一体どれくらいがフェイクニュースなのか知る由もないが、ロシア軍が動揺しているのは確かだろう。プリゴジンの動向にしてもベラルーシのルカシェンコの言動にしても、そのすべてが明らかに意味を持ち何らかのメッセージを送っているように感じる。その意味では一件落着を図りたいプーチンの思惑とは裏腹にまだまだこの問題は後を引きそうだ。近いうちに再び波乱があるような気がしてならない。