80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

届かぬ支援

 今は午後9時だが、夜に入ってからすでに2度ヘリが上空を通過している。プロペラの音から自衛隊の双発ヘリCH-47チヌークだと思われる。おそらくは能登半島地震の被災地に物資を輸送しているのだろう。夜のニュースでもやっていたがいまだに孤立している集落がかなりの数に上り、携帯電話も通じないため被害の状況が分からないという。そんな場所で土砂災害や家屋の倒壊で閉じ込められている人がいても僅かな人力だけでは救助のしようがないだろう。また電気や水といったライフラインも寸断され、救助の手も入らず、さぞ苦しい時間を過ごしているのだろうと思う。中には壊れた道を回避し崖を下って街まで出てきた人もいる様だが、高齢者にはとても無理な話で、少なくとも水や食糧といった生存のために必要なものはヘリで運ぶなどして命を繋ぐ支援を行ってくれればと思う。おそらくすでに各関係機関はそういった動きをしているはずで、支援に当られている方々には頭が下がる思いだ。

現時点で消息不明者も200名以上いて、被害者数は今後増え続けていくことだろう。まずは導線を復旧し物資の搬入量を増やすことが急務だな。もしくはヘリ空母護衛艦『かが』に救援物資を満載し、七尾湾辺りからヘリでピストン輸送するなんて方法はどうだろう。あくまでも素人考えだけど・・