80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

宇宙開拓時代への幕開け

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はやぶさ2の運用技術には本当に感心する。『どうやったらそんなことができるんだろう?』と、想像もできない。全ての軌道を計算して正確に割り出し、寸分違わず運用する。それが近距離ならいざ知らず、50億キロかなたへ何年もかけて到達し、小惑星に2度着陸してサンプルを回収、それを持って地球に接近し、カプセルだけを正確に射出して次なる目標へと旅立ってゆく。しかも次の目標まで11年かかるというのだから何と壮大な計画だろう。

今回のはやぶさ2の成功により、日本は惑星間移動の技術を確立したと言われる。この技術を応用すれば惑星間の点と点を線で結び、物資の輸送をも可能とする。いよいよ宇宙開拓時代の幕開けがすぐそこにまで来ているのだ。

火球となって帰還したカプセルの輝きを見ながら、SF的興奮に包まれた1日だった。