80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

旅立ち

patiroma2014-08-31

卵から孵化させて育てて来たクサガメ3匹のうちの1匹を川に放すことにした。

生まれたての頃は3cmに満たない大きさだったのに、今では15cmほどになりその成長の早さには驚かされる。今回放すことにしたのも、今かっている睡蓮鉢(直径50cm)に3匹では手狭になったからで、冬に越冬させるにも45cmの水槽ではなおさら無理だろうと言うことになり、川に放すにしても水温がまだ高く、食べ物が豊富なうちに慣れさす方が良いだろうと思い、今日のタイミングとなった。

3匹の内で一番大きなカメを選び、家族みんなで川端に集まり『ポチャン!』とカメを放す。水に潜ったクサガメは早速何かを食べていたが、その様子を見ながら『コイツ、ミドリガメ達との生き残り競争に果たして勝てるかな・・』と思う次第。このクサガメの親も同じ川から上がって来て産卵したが、生息数では絶対的にミドリガメの方が多い。泳ぎが上手いミドリガメに比べ、クサガメはどうしても鈍い分、出遅れてしまう。

そんなクサガメでも何とかして生き残ってもらいたいものだ。おそらくここまで大きくなったからそう簡単に死ぬことは無いだろう。ぜひ30cm超級の大ガメになって、自分より長生きしてもらいたいものだな。