80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

友よ、

patiroma2018-09-28

昨年は現場の忙しさにかまけて追悼文を捧げ忘れてしまった。許したまえ。

近年、温暖化の影響で本場のアルプスでも氷河が融け、何十年も前に行方不明になった登山家が発見されるニュースをしばしば見かけるようになっている。

君が姿を消したダウラギリ峰を含むヒマラヤの峰々も温暖化の影響を受けているのだろうね。いつか君も姿を現すのだろうか?

あれから何年も経つというのに今だに君がどこかの山々を歩いているような気がしてならない。

君が照れ笑いしながら抱き上げていた長女もすっかり大きくなったよ。

いつか再びネパールを訪れ、ダウラギリ峰を拝みながら君のことを憶うことは、我が残りの人生で為すべき最重要のことでもある。

いつになるかは分からないが、まあ、神々の座にどっかりと腰を据えて気長に待っていてくれたまえ。