80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

繰り返される歴史


 ロシアによる侵攻で故郷を追われ、愛する人を失った人々の怨恨はどこに向かうのだろうか。仮にロシアが東部地域を制圧し、自国の領土として併合したとしてもチェチェンの時がそうであった様にロシア国内でのテロは激増し、さらに多くの命が奪われるのは間違いない。チェチェンの時であれほど激しくテロ攻撃が行われたのだから、ウクライナ人による報復は苛烈を極めるだろう。暴力を以て痛めつければその恨みを買い必ず報復されるのは古来より愚かな人間が繰り返してきたことだ。その愚かしい歴史を顧みず、なぜ再びその徹を踏むのか理解できない。絶大な権力を握るとそういった単純なことさえまともに判断できなくなる様だ。だから歴史は繰り返すのかもしれない。歴史上の多くの権力者はその力に溺れ自滅していった。プーチンも遅かれ早かれ自滅し歴史によって抹殺されるだろう。そう願いたい。