80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

いい仕事します


 春から初夏にかけて大発生するのがアブラムシだ。今年は例年に比べ少ないようでありがたいのだが、夏野菜の苗がある程度大きくなったところでアブラムシにたかられ、勢いを削がれるケースが目立ってきた。発生したアブラムシを農薬で除去するのは簡単だが、農薬は使わないことにしているので何らかの方法で駆除するしかない。1匹1匹潰そうにも数が多く小さ過ぎるので全部やっつけるのは難しい。数匹でも残してしまうとあっという間に増えてまたやり直しだ。水圧で駆除したこともあったが、これもしぶとく残るアブラムシがいて完全駆除は無理だった。そこで今回取った方法が天敵のテントウムシに頑張ってもらうことだ。幸い我が家周辺には緑が多いのでテントウムシは容易に見つけられる。本当は幼虫の方が飛んでいかないのでいいのだが、今日は成虫しか見つけられなかったので5匹を捕まえ、それをアブラムシが湧いているスイカの苗に載せてみると、サッと飛んでいってしまうと思いきやテケテケと葉の上などを歩き回り、すぐに葉裏に隠れているアブラムシを見つけて捕食し始めた。驚いたことに1匹も飛び立つことなく、全てのアブラムシを食い尽くすような勢いで次から次へと捕食していた。あの調子なら明日には全てのアブラムシが駆除されていることだろう。想像以上の仕事ぶりに感心させられたよ。