80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

イスラエルの本質

 ユダヤ選民思想に則ったイスラエルの傲慢さには反吐が出る。ハマスとは無関係の民間人を虐殺しておきながら『戦争には多少の犠牲はつきものだ』と吐き捨て、どの国が反対しようとも戦争を続けると言う。じゃあその先に待っているものは何だ?ハマスを根絶やしにすることなど困難だし、もし仮にできたとしてもハマスではない他の組織が立ち上がるだけだ。イスラエルの攻撃によって親兄妹・子供を失った人たちはその絶望の果てに何を思うだろうか。激しい憎しみと復讐ではないか。パレスチナ人の犠牲者は8千人を超えている。その数が増えれば増えるだけ憎しみは増大し、復讐心が業火となって将来のイスラエルを襲うだろう。度を超えたイスラエルの攻撃は世界の反感を招いている。今回のハマスの攻撃ではイスラエル支援を申し出た国も多かったが、もし将来同じ様なことが起きれば『それは自らが招いたことだ』と多くの国が突き放すはずだ。他の意見を顧みない傲慢さがいつか己の身を滅ぼす時が来るだろう。反ユダヤ主義の根は深く、世界各地で数世紀にも渡って繰り返されてきた。今回のイスラエルによる無差別攻撃によりユダヤ人排斥の動きが活発になっているという。それでもなお盲目的な攻撃を繰り返すというのか。恐ろしいことだがその結末こそが今回のハマスの攻撃を立案した者の真の目的ではないのか。