能登半島地震からひと月が経った。
正月に起きたこの地震の残酷さは筆舌に尽くし難い。『よりによってなぜこのタイミングで・・』という思いばかりが巡るが、これが自然災害の恐ろしさなのだろう。自分も大地震が起きるなら妻達がアメリカに滞在中に起きてくれればいいなんて身勝手なことを思うこともある。それほどこの無慈悲な災害が恐ろしい。大地震は容赦無く社会基盤を破壊し全てを奪ってゆく。ある程度の備えがあってもあれほどの大地震に見舞われれば為す術がないだろう。突然の災害で人生設計が狂ってしまったらどうしたらいいだろうか。日本に住む以上自然災害に遭うリスクは常にある。万が一に備えることが大切だとは分かっているが、日常生活の中ではついつい忘れてしまっている。小さな備えでもいいからできることを一つでも多くやっておきたいと思う。