80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

黄砂のためか薄曇り

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朝から外は薄くモヤがかかった様な状況ですっきり晴れた青空とは程遠く、満開の桜もいまいち映えない感じだ。このモヤの正体は黄砂で、昨日よりも確実にひどくなっている。近い場所を見ている分にはあまり分からないが、堤防など遠くを見晴らせる場所に出ると随分見通しが悪くなっていることが分かるはずだ。それにしても何千キロも彼方で巻き上げられた砂がここにまで到達するとはね。黄土高原などの樹木が失われ、今の様に砂漠化する前はここまでひどくなかったのだろうか。砂漠化は現在進行形で広範囲に広がっており、緑化政策を実施しているものの食い止めることはできていない。今後砂漠化が進行するにつれ砂嵐が増え、黄砂の飛来もひどくなって行くことが予想される。中国では今季の黄砂は特にひどいと報道されている様だが、今季以降黄砂が改善する材料は無く、むしろ悪化するばかりだろう。緑化と言っても一朝一夕でできることではないので、中国政府の本気度が試されることになる。このまま手をこまねいていたら、やがて春の北京は外出できない都市になってしまうだろうよ。