80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

マムシかと思ったら・・

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現在、我が家では2匹の猫を飼っているが、そのうちの一匹が狩の名手だ。単に食いしん坊だから動くもの全てをアタックし食べていると言えなくもないが、ハトなどの野鳥にヘビ・カエル、バッタやクモといった虫まで捕まえては食べる悪食だ。そんな先日、庭の芝生に半身だけになったヘビの子供が放置されており、『ははあ、またやったな』とそのヘビをよく見るとなんとマムシではないか!『よく噛まれなかったもんだ』と感心するやら、『この辺りにやっぱマムシがいるのか・・』と警戒するやら大きな驚きだったが、何となく『マムシ』と判断したことに違和感を感じていたのでしっかり調べ直すことにした。というのも本物のマムシは何度も捕まえたことがあるのでよく知っているが、半身のみのへびはどうもマムシにしては身体が細いのだ。残されていたのは上半身?だったので頭もあるが、強く噛まれていて元の頭の形状がよく分からない。そんな時は目玉で判断するといいが、その目も噛まれてやられている。身体にある模様は確かにマムシのようだが、なんかちょっと違う気もする。

そんなムズムズする感覚を残しながら検索していると、アオダイショウの幼体はマムシそっくりに擬態しているという記事を見つけ、画像で確認すると半身のヘビ、まさにそれであった。これでモヤモヤも晴れ、勉強になった。アオダイショウの幼体がマムシそっくりに擬態するなんて知らんかったな。ほんとそっくりだからそういう事実を知らなかったらマムシにしか思わないだろう。このあたりでマムシを見たという人もいるけれど今思えばこの擬態したアオダイショウの幼体だったのではないかと思う。

まあ、確かにあの擬態だったらマムシにしか思わないので、その技を遺伝子レベルで身につけたアオダイショウはすごいと思うね。