80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

惰性

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日本の選挙における低投票率は驚くべきもので、もはや低投票率であることが当たり前とさえ受け取られている。こんな低投票率で選出された者どもが国民の意思を代表しているとは思えないし、そんな連中が寄り集まって何かをやろうとしたところで、まともなことができるはずもない。

惰性というものは居心地の良いもので、多くの人々はできることならこのまま問題なくいってくれればと考えるはずだ。しかし為政者たちは人々のそういった心理を巧みに利用し、波風立たぬ『事なかれ政治』を続けることで政治への関心を失わせ、低投票率を実現し、それを常態化することで盤石の政治基盤を作って来た。ある意味それを実現できたことは巧みなことだったとは思うが、それがこの国にもたらした悪影響は計り知れない。

人々はもはや習慣化されたこの惰性から逃れることを望まず、ただ傍観するか無視するだけになってしまった。その行為のもたらす結果がどうなるか考えもしないで・・