80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

自立せよ

 北朝鮮が今日も短距離弾道ミサイル2発を発射し、威嚇を繰り返している。それに対する日本は相変わらず抗議するだけに留まり、もはや北朝鮮の眼中にすら入っていないかの様だ。議長国でもある日本は国連に緊急会合を呼びかけたものの、これもいつものことで中国やロシアによる反対によって何も為すことはできないだろう。特にウクライナ侵攻やスパイ気球撃墜によってロシアと中国との対立が先鋭化しており、この2カ国にとっては北朝鮮が日米韓をどんな形にせよ牽制してくれていることはありがたいはずだ。おそらくはそれを踏まえ部品や資金の援助もしているのだろう。日本に対しては何をしようが武力による反撃はなく、口頭の遺憾砲か極ゆるい経済制裁程度しかできないと完全に見切られている。先制攻撃能力と言ったって実際先制攻撃なんかできないだろう。どうしようか迷っているうちにミサイルを撃ち込まれるのがオチだ。アメリカの影に隠れてワンワン鳴いている時代は終わった。アメリカはロシア・中国の2正面に対し、日本の面倒を見る余裕なぞ無い。いよいよ自立せねばならない時が来た。しかし今の日本にそんな力があるとは到底思えないのが情けない。