80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

ヌートリア捕獲

 3回目にようやくヌートリアを捕獲した。畑を荒らしていたのは若いヌートリアだろうと想像していたが、捕獲したものはまだ比較的若いとはいえ大人の個体だった。こういった個体が堤防を越え畑に出没する様になったのは本当に久しぶりのことだ。以前こういうことがあったときはヌートリアが異常に増え、河川に対して飽和状態になって食べ物がなくなったことから堤防を越えて畑を荒らし始めたという経緯だ。そのときは河川に沿った畑一帯で食害がひどく、みな頭を悩ませていた。

ヌートリアは害獣として市も積極的に捕獲・駆除を奨励しているが、こちらに害がなければ別に川面をふよふよと泳いでいても構わない。ただ、一線を越えて害を及ぼす様になると話は別だ。先にも書いたが一線を越えて来るということは増え過ぎている証拠で、以前の様な激増状態になる前に抑えないといけない。以前ヌートリアが激増した時も長良川本流河川敷で大規模な改修工事が行われたいたが、今回も同様に最近まで工事が行われていた。おそらくは改修工事によって住処を追われたヌートリアたちが河川に沿って移動して来て、飽和状態に陥ってしまったのではないかと考えている。結局はヌートリアたちも他の動物たちと同様に人間生活の犠牲になっているということだ。