80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

予算成立

 令和5年度予算が国会で承認された。110兆円を超える過去最大予算だ。いったいいつまで予算の膨張は続くのだろうか。先進国で最悪レベルの借金を背負っているというのに一向に借金を減らそうという動きが見られない。それどころか防衛費を大幅に上げるという始末。確かに防衛関連の更新は必要だと思う。しかし財政的に国が破綻してしまったら防衛どころの話ではない。現在の問題から目を逸らし未来へと先延ばしにするこの悪弊を断ち切らねば、間違いなくこの国の未来はない。老い先短いジジイたちが無責任に決めた内容によって将来を担う子供たちが苦労する様なことがあってはならない。そのためにも少子化対策は防衛対策よりも最優先されるべきことなのに、目先の防衛費だけを突出して上げるなんてやはり大局的にものを見る目が欠落している証拠だ。 防衛予算があっても結局なり手がなければ国の防衛もままならない。また人口が減少を続ければ税収も下がり、防衛予算も維持できない。要するに今一番重要なのは人口減少を食い止め、国力の回復を目指すこと。人がいればなんとかなるが、人がいなければ何もできない。またそう簡単に人口は戻らない。今後大規模に移民を受け入れるならば人口の回復は可能だが、そうしないのであれば言葉遊びではない正真正銘別次元の対策が必要だ。それも待った無しでだ。