80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

事なかれ国家

 日本は事なかれ主義国家といってもいいだろう。新しいことにチャレンジすることや、それによって失敗するリスクを避ける傾向が官民ともに強く、社会全体が超保守的になり息苦しい感じさえする。いつからこんな失敗を恐れる国になってしまったのだろう。やはりバブル崩壊からだろうか。そんな事なかれ国家に対して、ロシアや中国、北朝鮮に韓国などといった国々は『日本はまず動かない』とみて様々な攻勢を仕掛けてきている。それに対する日本政府の反応はどうか、これはいつもお決まりの『遺憾』砲の発射のみで、他国からは完全にナメられてしまっている。今回の処理水海洋放出に関しても中国のやりたい放題だし、今日もメドベージェフが北方領土まで来て言いたい放題だ。北方領土を真に我が国と考えているならさっさと取り戻せばいい。今は東でウクライナと交戦中なので強烈な陽動作戦となり、ウクライナを助けることにもなる。

結局日本政府なんて何かに対処しようなんてことができない無能な連中が己たちの利権のために集まっているだけで、国の将来を心から憂いている人なんぞほとんどいないんじゃないだろうか。口では確かに偉そうなことを言っているが行動が伴っていない以上、口先だけの人物と見るのが妥当と思う。早急に対応しなければならない課題は山積みなのにそれらを一向に処理しようとはせず、先送りにするばかり。これでは歪みが日に日に増していき、ついにどこかで破綻するのが目に見えている。にもかかわらず手を打たないとなるともはや職務怠慢でしかない。

ああ、この国の未来はどうなってしまうのだろうか。自然災害のリスクも高いだけに人災的な部分をひとつでも多く処理しておくべきだろうよ。