80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

世界はイカれた連中に優しい様だ

 殺人と暴力が無限に繰り返されるこの混沌とした世界は、もはや狂者が支配する世界と言えるのではないか。ロシアのプーチン北朝鮮金正恩イスラエルのネタニヤフ、アメリカのトランプなど主だった者だけでも結構な数に及ぶ。これらの全てが独裁者もしくは独裁者志望の連中で、自分の死は最も恐れているのに他人の死にはまるで関心が無く、自分さえ生き残れば世界が滅びようが気にも留めない連中だ。しかしこういった連中が権力を振るえるのはこんなクソみたいな権力者でも支持する民衆がいるからで、その点でこの世界はすでに詰んでいると言ってもいいだろう。実際のところプーチン金正恩の場合、支持しなければ命を奪われるためどこまで民衆が支持しているのかは分からないが、それでも一定数の支持者がいるのは間違いないだろう。トランプにしてもそうだ、あんな身勝手な詐欺師を支持する人間のなんと多いことよ。その多さに驚き呆れ、世界的に有権者の質が低下しているのではないかと危ぶむほどだ。人々は自身の欲望や利害を優先し、謙虚さや誠実さなどは愚か者のすることだと軽んじているのではないか。こんな風潮が続けば間違いなく第三次世界大戦が勃発するだろう。先の大戦の痛みを忘れ、同じ道に足を踏み入れようとしている。

人は忘れることで先に進むことができる時もある。しかし忘れてしまったことで同じ過ちを繰り返してしまう愚かな存在でもあるのだ。