80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

台湾大震その後

 台湾の地震ではその後死者数が13人にまで増えたが、それでもあれだけの規模の地震であった割りには少数で抑えられていると感じている。やはり台湾も地震の多い国としての対応を年々積み重ねて来た結果だろうと思う。地震翌日の報道では避難所である体育館にパーティション用のテントが並べられ、外の運動場にもテントが張られていた。また現地の救助対策本部などの様子は全く日本と同じかそれ以上で、洗練されている印象を受けた。能登地震では道路が寸断され、救助や避難、物資の運搬もままならなかったが、台湾も急峻な地形が多く能登と同じような状況なのではと推測される。日台両国は大きな地震に襲われるたびに互いの国を思いやり助け合って来た。こういった隣国同士の助け合いこそが今世界に求められていることではないだろうか。隣国同士でいがみ合い、殺し合うことは失うばかりで何も生まない。自然の脅威に備え、国を強くすることが今最も必要なことだ。